9月8日(木) 個人的に秋巡業が、この日から本格的にスタート。まずは新発田へ。
新潟へ向かうルートは、飛行機、新幹線で東京経由、北陸回りの3通り。空路は航空券の料金が思ったより高額だったので、最初に脱落。陸路は東京経由も北陸回りも、出発時間がほとんど同じだったので、結局、料金の関係もあって北陸回りを選択。
昔は特急「白鳥」で乗り換えなく新潟まで行けたのだが、北陸新幹線開業もあって、金沢、上越妙高、新潟と3度、乗り換えなければいけなくなった。
北陸新幹線開業で金沢への観光客が増えたためか、午前の特急「サンダーバード」の指定席は満席。この日も団体の予約が入っていた。1席だけ残っていたので、そこを押さえて金沢まで。通路側の席だが、荷物があったためちょっと窮屈。それでも定刻通りの到着。乗り換え時間に余裕があったので、駅近くのスターバックスに立ち寄ってから、北陸新幹線に乗車。
こちらも定刻通りの運転で、乗換駅の上越妙高駅を前にして減速を始めた。停車駅のアナウンスも流れ、下車の準備をして出口に向かく乗客も。ただ「ちょっと減速の仕方が急だなあ……」と思っていると、トンネル内で停車。しばらくして車掌の「金沢〜軽井沢間で緊急停止信号を受けて停車しました。現在、原因を調べています。しばらくお待ちください」のアナウンス。
後にニュースを知って、「北朝鮮の核実験とも関係あるのか?」とも考えたが、ちょっと時間がずれている。とは言うものの、「ゼロ」とは言い難いが……。
ともかく特に衝撃を受けたり、異音が聞こえたわけではない。そのため車内は比較的平穏だったが、上越妙高駅での乗り換え時間は9分。これがもっと遠くで起きていたのなら、在来線の乗り換え列車を待機させておくのだろうが、出発まで10分足らずで連絡は行き届くのだろうか……。社内にも、乗り換えを危惧する声があちこちから聞こえてきた。
まあ、騒いでどうなるものでもない。とりあえず駅に到着しないことには、こちらは何にも対処できない。
トンネル内で停車してから約10分。列車は動き出した。到着寸前に則明の案内ともに、「特急『しらゆき』には、お乗り継ぎできません」とのアナウンス。やっぱりか……。
このまま北陸新幹線に乗車したまま高崎経由で新潟に向かうことも考えたが、とりあえず上越妙高駅で下車。乗り継ぎ客はそこそこ多かったようで、駅員に詰め寄る姿も。
文句を言ったところで、乗り継ぎ列車は発射しているのだからどうしようもない。騒いでアップグレードしてもらおうとか、金を返してもらうとか、ポイントを余分に付加してもらおうとする誰かの姿が思い浮かんだが、逆にそれが頭に浮かんだことにより、それはみっともないことだと感じただけ。そもそも、列車が遅延した事態に関しての規定があるはずだし、文句を言っても、それに則って対応されるだけだから。
それよりも仕事に間に合わせることが第一。「次の普通列車で直江津まで出て、長岡行きの普通列車に乗り換えてください。長岡からは新幹線で……」との案内。そして「『しらゆき』の特急券は手数料なしで払い戻しします」。
ただ、窓口にはすでに列ができている。次の普通列車まで15分ほどしかない。この列の最後尾に並んでいては、発車時間に間に合うかどうか微妙。その点を伝えると、「では、乗換駅の直江津で払い戻ししてください。向こうの駅には伝えておきますから」と言ってきたので、とりあえず先に進むことに。
直江津駅に到着。乗り換え時間は30分ほど。早速、みどりの窓口に足を運び、特急「しらゆき」の特急券を、長岡からの新幹線自由席券に振り替えてもらうよう交渉。「(特急『しらゆき』の特急券は)全額払い戻します。改めて、長岡からの分を購入していただく形で対応します」とのこと。すでに連絡が届いていたのか、意外とすんなり手続きは終了。まだ時間があったので、駅弁を購入して普通列車発車前に食す。
その後は長岡、新潟で乗り換えて、スムーズに新発田に到着。予定より約2時間遅れたものの、早めの移動だったので、開場後だったが試合開始時間には間に合ってやれやれ。
この日もバックステージで顔を合わせた永田裕志選手と新団体を話題にして立ち話。これほどまでに一部業界関係者から注目を浴びているとは……。改めてJSの存在感を見せつけられた思い。
日付が変わる頃に、長い1日が終了。