7月24日(日) 超花火大阪大会。
“邪道”の空気に包まれている会場だけに、UWFのテーマが流れるだけで大歓声。リングインした船木誠勝の後方に有刺鉄線ボードが立てかけられているシーンは実に新鮮。25年前には考えられなかった絵だ。
場外乱闘からリングに戻った大仁田厚が右腕を気にしているそぶり。結局、船木は爆破を浴びることなく、電流爆破バットを振り回して勝利。「爆破王」のベルトを手にした。
3カウントが数えられた瞬間、観客がリングサイドの押し寄せてくるのはいつもの光景だが、驚いたのは、カメラマンが何の躊躇もなくロープをくぐってリング内に入ったこと。それもビデオだけでなく、スチールまで。しかも、誰もそれを咎めない。昔は上がっても、エプロンまでやったのに……。これって、飲食店で客が厨房まで入っていくのと同じことちゃうんか? なんか、いろんな境界線がなし崩しにされている気がした。