11月1日(金) 朝から雨模様だったが、午後に入って雨が上がったので出掛けることに。翌週以降、週末はスケジュールが詰まっているため紅葉狩りのチャンスはなさそうなので、少し早いが京都に向かった。
西から攻めようと、まずは嵐山へ。遠くの山はまだ緑だが、駅前の桜の一部の枝が赤く色づいている。
到着するや、駅前のカフェ「RANZAN」へ。渡されたメニューに「スコーン」があったので、年末年始の予定を先日購入した来年の手帳に記入しながら英国風を気取ったカフェタイム。合間に何件かの連絡も取り合う。
すっかり日が暮れる時間が早くなっている。外が暗くなったところで、東山に足を延ばすべく店を出て渡月橋を渡り、嵐電(京福電鉄)嵐山駅へ。せっかく京都まで来たのだからと、駅前の漬物屋へ立ち寄る。帰宅後にぶぶ漬けをいただく際にと、京漬物を2種購入。さらにセブンスパイスショップに立ち寄って、七味まで購入。
嵐山駅構内にはほかにも土産物屋や甘味屋などが立ち並んでいるが、その中におでん屋が。ちょっと小腹がすいてきたところ、メニューに「ひろうす」とあったので注文する。おまけにその店には日本酒が…。しかも京の地酒。少しばかり冷え込んできたので、ちょっと一杯引っ掛ける。
「熱燗にしますか? 常温でいきますか?」と尋ねられたので、「ほなら上燗で」と伝える。佐々木義人に似た店員、「そんなん言われたん初めてです」といいながらも、「ちょっとやってみます」。といっても、電子レンジで燗するのだが…。
「気難しく考えんと。熱かったら埋めてくれたええねんから」と返しておく。燗できたところで、「紙コップで飲まれますか? それともこれで?」と取り出したのはお猪口。「そんなん、紙コップで飲んでも風情出んがな」とお猪口でいただくことに。駅構内のベンチに座っていただく。最初にいただいたのは「京都五山の四季」。あっさりした口当たりで飲みやすく、酒が進む。追加で注文したこんにゃくもしっかり味が染みていて、丁寧に調理しているのがうかがえる。
「もう1本つけて」と追加注文した2本目は「祇園小町」。こちらは純米吟醸だけあって、米の甘さがほんのり口に広がる逸品。駅構内の屋台にしておくのは惜しいほど。結局、1,500円ほどで1時間以上も楽しんでしまった。
思わぬ出合いにちょっと得した気分。しかし、遅くなってしまったので東山に向かうのは断念。そのまま帰宅の途に。