4月2日(水) そのうち発売される雑誌で飲食店を取材させていただいたが、前日からの消費税率アップで各メニューの価格が変更されているかもしれないので、その確認と取材のお礼を伝えるべく某商店街に出向く。
それはいいが、曜日を勘違いしていたため一部店舗は休業。仕方なく、営業している店のみお邪魔する。
ちょうどランチタイムを過ぎたころとあって、某食堂のマスターが「せっかくやから、ちょっと食べていき。カツ丼つくったるわ」と気を遣っていただいたので、休憩がてらお言葉に甘えることに。
店内に流れていた選抜高校野球決勝戦の終盤を眺めながらよばれたが、すっかり食が細くなってしまっていて、次第に箸の進み具合が遅くなる。前田日明兄さんが「腹へって食べられへんのもつらいけど、腹いっぱいやなのに食い続けるのはもっとつらい」と新弟子時代のことをよく口にしていたが、その気持ちが理解できるような状況に。何とか時間を稼げば食欲が戻ってくるかと考えて、マスターと世間話を始めたものの、一向に食欲は復活せず。
何でもご飯の量は3合弱。小サイズでも2合ほどというから2〜3人でシェアしてちょうどの量。それでも中にはおかわりするつわものもいるとか。さらに1時間50分かけて完食した女性もいたという。
選抜高校野球シーズンとあって、前日には42人の団体が予約なしに来店して、てんてこ舞いだったとか。その団体客、滋賀県の某高校の野球部関係者で、甲子園に観戦に訪れた際に寄ったそうだ。「甲子園のスタンドから試合を見て、夏こそはあそこで試合するぞって気持ちを昂ぶらせるんやって。そういう高校は多いみたいやで」と話してくれた。
「毎日、飯炊くだけで大わらわ。4升炊きの炊飯器がフル回転。普通で1日に30kg、高校野球シーズンやったら1日50kg炊くかな」とマスター。米俵が60kgだから、毎日1俵足らずを消費している計算。
取材よりも面白い話しが聞けた。やっぱり雑談の方がいいネタ拾えるわ…と思いながら大阪に戻る。