10月20日(日) HUB初の自主興行へ。
会場は文字通り超満員。オープニングの挨拶はなく、全対戦カード発表に続いて、いきなり第1試合が始まる。瀬戸口直喜の対戦相手とのXとして「ゴア入場」とアナウンスされると、会場は一気に爆発。第2試合では、久しぶりにシリアスに後輩を叩き潰すタイガースマスクを見た印象。それより、肩から上腕にかけてひと回り大きくなった感じ。
第3試合ではイロモノに放り込まれたツバサが、周囲のお笑いモードに付き合わず。しかし、それでいて笑いを誘う。
第4試合は復活バッドフォースとJOKERの激突。「飯伏が2団体契約で話題になってるけど、オレのほうが先だから」とは玄海の弁。といっても、両団体でキャラクターが異なるが…。
メインは“魂の61分3本勝負”と謳われたHUBvsビリーケン・キッド。3本目の終盤には、涙を流しながら互いに拳で顔面を殴り合う。伝わってくる両者の気持ちに、目を背けて思う存分殴らせた吉野レフェリーの姿に思わず目がいった。
最後はバルコニーからのスプラッシュでHUBが勝利を挙げたが、それもただ単に危険技を出したというものでなく、必然性があってのもの。この試合に懸けられた2本のベルトが霞んでしまうほどの激闘だったが、もっと大きな会場で、多くのファンにその背景をしっかり伝えて実現させてあげたかった。
届かぬ思いに身を削った一夜…。