10月8日(祝) 午後から尼崎で開催されている某ラジオ番組の35周年記念展示会へ出向く。この日が最終日。
到着したのは番組パーソナリティーのサイン会が終了したころ。もう混雑してないだろうと思っていたのだが、会館の外に50人ほどの行列が。閉館時間が迫っていたにもかかわらず、会場側が時間を延長していただいき、無事に館内へ。
さすがに35年もの長きにわたって続いた番組とあって、年表を眺めているだけでも、歴史が感じられる。
大のタイガースファンであるパーソナリティーとあって、貴重なスポーツグッズも展示されていた。江夏豊のグローブ、福本豊が通算100盗塁を達成した時のスパイク、聖火リレーのトーチなど。
それにしても早朝の帯番組を35年間も…。半生を番組に捧げたようなもの。それだけ多くのリスナーに支えられている。というか、スタート当初から聞いていた自分もいるわけで…。
会場に入ったころには、まだリスナーの方々と談笑されていた。
1985年、阪神タイガースが21年ぶりのセ・リーグ優勝を飾った際には、貸し切り電車で甲子園球場に向かって公開生放送。当初は大阪(梅田)から甲子園までパレードする案も出たが、「各警察署の許可が必要」とのことで断念。申し込みにった際には、「いつですか?」「何人規模のデモですか?」と告げられたというエピソードも披露してくれた。
私もその輪に加わり、いくつかの質問を。
「35年間で一番印象に残っている出来事は?」の問いには、しばし考えた後、「いろいろあったからねぇ…」としばし考えた後、「やっぱり震災(阪神大震災)やね」。考えてみれば、当日も放送していたわけで…。その次が1985年の阪神タイガース日本一。
タモリ(森田一義)が「笑っていいとも!」で生放送単独司会記録としてギネスブックに掲載されているというが、それでも1982年スタートだから30年。それを5年も上回っている。大阪の朝の顔はまだまだ健在。番組は大阪の文化に一端を担っている。