4月29日(祝) 帰国翌日、大阪プロレス11周年記念大会へ。CHIKARAプロレスTシャツをか着用しようかと思ったが、ミスター・ヒト追悼の意を込めてヒトTシャツ姿で解説を。
試合前、バックステージで菊タローとヒトさんを偲ぶ意味も込めて思い出話。
その前座になったのはJS話。「なんでESTAのこと、教えたんですか!」と叱られてしまった。
そういえばJS氏、カルガリーを訪れた際、練習での取材で「オレが相手になります」ってリングに上がったとか。「何だ、このヤロー。プロレスをなめくさって」と思ったヒトさんは、練習相手にミゼット選手を指名。それを見てJS氏も「こんなに小さいヤツだったら簡単に勝てる」と思ったんだろう。リングに上がってスパーリング。ところが、簡単に押さえ込まれたとか。
「こんなヤツに負けるはずない。何かの間違い」と第2ラウンドを申し出たが、簡単に転がされてしまったんだって。第3ラウンド、第4ラウンド…と挑むが結果は同じ。実はJS氏の相手、ミゼットとはいえカナダのアマレス王者だったのだとか。「レスリングのド素人がチャンピオンに勝てるはずないだろ」とはヒトさんの弁。
それはともかく、カルガリーには大勢の記者が取材に訪れたが、自ら進んで練習相手に名乗り出てリングに上がってきたのは、JS氏以外にはいなかったとか。
菊タローが「安達さんの追悼興行、できないですかね?」と言うので、「やろうと思ったらできるけど、問題は収益をどうするか。2人の娘さんもそれが必要な環境じゃないし、最後までヒトさんの面倒もみられていた方も『いらない』って言ってるし…。そこをはっきりしておかないと、『死人で商売している』って言われるだけやから。ヒトさんを飯のタネにするわけにはいかないし」。