2月27日(土) 女子フィギュアの競技日程を終え、バンクーバー冬季五輪の報道フィーバーも一段落。残念ながら浅田真央は銀メダルに終わった。年齢的にも「次(ソチ五輪)がある」と言われるが、これから4年間、さらに金メダルの期待を背負い続けないといけない。しかもキム・ヨナとのライバル関係がこれで解消されるわけではないので、相当な重圧となるだろう。
開幕直前は国母宏和の出発時の服装と謝罪会見が話題となった。批判の声が強かったが、逆にあれでスノーボード・ハーフパイプが注目された。報道も大きくなり、決してマイナスなかった。もし金メダルを獲得していれば、批判の声を封じ込んでいたはずだ。
それはともかく金メダルの期待をかけられて、取り逃した選手はどんな思いなんだろう。そういえば88年のカルガリー五輪では、ミスター・ヒトが金メダルを取れなかった某選手をねぎらってストリップに連れて行ったとか。いまだったら、大々的に報じられて非難轟々となったはず。でも、ミスター・ヒトは「そんなもん、(競技は)終わったんだから。あまりに落ち込んでたから、気分転換に連れて行ったんだよ。落ち込んでたら金メダルがもらえるわけじゃないんだから。それまで苦しい思いをしたんだから。カルガリーで楽しい思い出も作ってもらわないとな。まあ、俺が舞台に上がったら、DJが“Hey, Mr. Hito, What are you doing?”ってアナウンスしたのには参ったけどな」。
また、ミスター・ヒトはカルガリー五輪でテレビ局関係者が立ち入れないバックステージにTVカメラを持ち込んで、その選手の競技後の様子を撮影。まさかお宝映像に絡んでいたとは…。だが、それを1局独占とはせずにプール。報道合戦が過熱し、規則違反までして選手を追い、集中力を削いでしまう最近の局側の姿勢は考えもの。
とはいうものの、五輪は世界レベルのイベントだけに、今後もいろいろとこぼれ話が報じられるんだろうなあ…と思う今日このごろでございます。