8月16日(日) 大日本プロレス取材で鶴見緑地へ。真冬のオープンでは雪がちらつくほどの寒さの中、真夏のオープンでは天気が良すぎて強い日差しでマットやロープ、イスが焼けつくような熱さの中での大会。ほとんど罰ゲームかと思わせるほど。
取材準備を整えたところに現れのが、前夜倒れたミスター・ヒト。炎天下、しっかりした足取りでこちらに向かってくる。日陰にイスを用意され、旧知のレスラーと談笑。そういえば、初期の大日本でもコーチしていたなあ…。
もちろん話題は前夜のこと。
何でも今夏、クーラーをつけずに寝ていたとか。大量に寝汗をかくが、かえってそれで調子が良かったという。ところが2日前はクーラーをつけて寝たため汗をかかず。それによって、新陳代謝の機能が鈍ったのだとか。そのため、前日はあまり水を飲まなかったという。「レスリングを教えてやろうと思って早めに会場に向かったんだけど、どうも調子が悪くて。何度も途中で休憩しながらやっと会場に着いたんだよ。どうもその時点で脱水症状になってたんだろうな。試合開始前に倒れて。運がよかったのは、すぐ近くにお客さんで来ていた看護師が座っていて。彼女が良くしてくれて。意識もはっきりしてたんだけど、とりあえず救急車で病院へ。救急車に乗ったはいいが、状況を説明された隊員が『脳神経科へ行きます』って。なんか大そうに聞こえて、『そんなところはいいよ。(糖尿で)いつも通ってる病院があるから』って言ったんだけど、たまたま救急対応している一番近い病院が脳神経科だったらしくて。そこに運び込まれて医者に状況を説明したら、『脱水症ですね。点滴を打ちましょう』ってなって。30分ほど点滴を打ったらすっかり元気になったよ。いやあ、点滴ってすごいな。変な薬よりよっぽど効くよ」だって。
まるで前夜のことはなかったような元気さ。さすがは元プロレスラー。カムバックも早いですな。