5月10日(日) DDT取材で博多へ。会場入りするや、KO−D前王者になってしまった高木三四郎社長に挨拶。そろそろ両国決戦へ向けてそろそろスパートをかける時期。前売りチケットの売り上げはまずまずのようだが、「ここからどうやって伸ばしていくかが勝負ですね」。大物ゲストも考えているようだが、こればかりはスケジュールの都合もあるので…。
なんだかんだと話しているうちに、いつしかNKPWA新王者のユン・ガンチョルがDDTオフィスを訪ねてきた話題に。サムライTVにも出演させたとか。「次は12月だそうです。ユン・ガンチョルから選手を貸してほしいと頼まれました」とのこと。ン、ブッカーを通さずに大丈夫か?
三四郎社長もそのあたりは気になったようで、「協力するのは問題ないので、ジミーさんを通して話を持ってきてもらえれば」と返事したところ、ユン・ガンチョルから返ってきた言葉は「ブッカー降りた」。これには三四郎社長もビックリ。ただ、通訳を通じて聞かされたのと、その通訳が日本語があまりうまくなかったため、真偽のほどはつかめず。ただ、ユン・ガンチョルが発した「ジミー」「ブッカー」「降りた」「会長」「もめた」という単語を並べると、どうやら「会長ともめたのが原因でJSがブッカーの座を降りた」となるのだが…。
「で、どうなんです?」と尋ねてきた三四郎社長。その情報は初耳ですし、わかりません。そこで「あくまで推測だが…」の条件付きでこう答えた。
「JSが自分から降りることはないでしょう。でも、降ろされたなら可能性はありますね。会長ともめたのは事実だし。会長にすれば、自分がマッチメークしたカードを直前に変えられたわけだから面白くないでしょう。それで大幅に観客動員がアップしたのならお咎めなしで済むだろうけど。本来、会長は韓国人選手をスターにしてほしいと考えてるわけで。ブッカーは主張してきたカードは、それとはかけ離れたものだった。ドラゲーの試合とダニエルズvsピーティが評判よかったと本人は喜んでたけど、会長の狙いは無視されてるわけだから。だからマッチメークの権利を剥奪されたのかも。単なる“呼び屋”になったわけ。新王者が来日したのは、韓国人選手売り出しのための人材を自分の目で確かめて来いって指令があったのかも。JSは韓国人選手のレベルが低いといってお荷物扱いしてやたら3WAYマッチばかり組んでるけど、彼らのレベルに合わせられる選手との試合を組めばいいわけだし。そういう努力をせずに、自己満足でカードを組んでるって思われたのかもしれない。この前の試合では韓国人選手が負傷してるし、ブッカーに対して不満の声が上がったのかもしれない。そのあたりの事情はよくわからないけど」
三四郎社長は妙に納得してましたが…。
そうそう、「せっかくだから8・23両国でビッグショーの雰囲気を出すために、試合前に国歌斉唱でもしたら? アメリカからJSを呼んで、歌ってもらったらいい」と提案しておきました。なんならピーターパンの衣装で。
さて、この案は採用されるのか? あっ、航空券はどこかのブッカーがしたように格安で構いませんから。立て替えてもらってあとで精算という形で。茨城式を使いましょう。