6月20日(水) 新日プロいわき大会取材。
取材の準備をしていると、ハワード・ジョージ・メイ新日プロ新社長が会場入り。開場前、取材準備が一段落したところで、スタッフに仲を取り持っていただき、新社長と名刺交換して挨拶。その後、雑談。せっかくだからと、思っていることをズケズケと伝える。
6・9大阪城ホールでリング上からファンに社長就任の挨拶をしたメイ社長だったが、「この業界って、どちらかというと排他的なんですよね。これまでも何人か外部から社長に就任されましたが、どこかファンは距離を置いていたんですよね。でも、メイ社長は受け入れられて。意外でしたね。通路をヤングライオンのように走ってリングインした瞬間、ファンとの間にあった壁が取り払われた感じで。それに、第一声が日本語だったでしょ? しかも訛りのないクリアな日本語で。あれもファンからすれば意外だったでしょうね。あの二つで一気に距離が縮まりましたね」と伝えると、「まあ、私はこの業界ではヤングライオンですから」「最初は英語で挨拶して、そのあと日本語で。“実は日本語もしゃべれるんですよ”ってアピールするのがいいっていうアドバイスもあったんですけど、リングに上がったときの感覚で決めました」との返事。
逆に「今日は、どういうところを見たらいいですか?」と尋ねてこられたので、「本来、地方には地方のプロレスがあるんです。しかも、地方によってファンの好みは違ってるんです。地元の選手を応援するとか、クリーンな試合が好みとか、ケンカファイトが好みとか……。個人的には、その地方だけのストーリー展開があってもいいと思うんですけどね」など勝手な意見を伝える。
開場後はファンと接していたメイ社長。ファン気質も変わったなあ……と感じた次第。