元Fight野郎

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【2019.08.02 Friday 】 author : スポンサードリンク | - | - | - |
昭和新日夜

 10月7日(金) 翌8日は単発で魚沼遠征。経費はオファー先は負担していただけるが、どういうルートが最も安上がりかいろいろ調べていると、往路東京経由、復路北陸経由という結果に。いずれにせよ、余裕をもって時間に間に合わせるには始発に間に合わせなければならないとあって、前日にチケットを購入しておくことに。どうせなら、そのまま東京まで行っておこうと考えて大阪駅へ出向く。

 

 世間は明日から3連休ということもあってか、チケット売り場に長い列。大阪→東京→越後堀之内→長岡→金沢→大阪というルートの乗車券を購入。規約では「同じ駅を2度通らない」「後戻りしない」の条件さえ守れば、途中下車しようとも“片道”として購入できる。ということは、出発地と到着地が同じはNG。大阪といっても長距離だと券面は「大阪市内」となるのでその手前で下車する乗車券の購入となるわけだが。京都を2度通るので、京都の手前(山科。券面は「京都市内」)が到着駅。当然、単純に往復でチケットを購入するよりも大幅に安くなる。

 

 その旨を申し出て購入しようとしたわけだが、窓口の係員が規約がしっかり頭に入っていないのか、何度も席を外して上司にお伺いを立てるので、1枚の乗車券を手にするまで30分以上を要した。後ろに並んでいる方々にはご迷惑この上ない。

 

 そんなこんなで東京へ。夕刻に到着したので後楽園ホールへ足を伸ばす。昭和の新日本プロレスが甦るイベントに向かう。

 

 会場に足を踏み入れると、懐かしい記者連中の顔ぶれが……。90年代に取材で全国を回っていた方々と互いにの近況報告。時折、「ジミー鈴木」なる単語も聞かれるが、その話題は膨らまず。

 

 リングが設置されていない後楽園ホールというのも、不思議な空間。集まった観客の年齢層は、やはり高い。舟橋慶一元アナや桜井康夫氏の懐かしい声。そして、他の当時と変わらぬ新間節。

 

 懐かしの試合(アントニオ猪木、坂口征二組vsルー・テーズ、カール・ゴッチ組、MSGでの藤波辰巳vsカルロス・ホセ・エストラーダ、アントニオ猪木vsタイガー・ジェット・シンの腕折りマッチ、タイガーマスクvsダイナマイト・キッドの東京体育館決戦、エンディングで流された昭和の巌流島決戦といわれた猪木vsストロング小林)では3カウントが入った瞬間に拍手が沸き起こった。それらの試合を真剣な表情で見つめていたのは藤波ジュニアこと怜於南選手。ゴッチが猪木をブリッジで腹に乗せたまま上半身を起こしていったシーンには「今、あんな返し方する選手いませんよ」と驚く。テーズやゴッチの細かい攻防では瞬き一つせず。藤波が至近距離からその場跳びでドロップキック(「相手との距離が30cmあったら決められる」といわれた一撃)を連発したシーンには、「ねえ、あのドロップキックやってよ」と注文をつけておいた。さすがにこれには苦笑いしてたが……。

 

 上映会の目玉だったオールスター戦の映像。本編ではセミ(ジャンボ鶴田、藤波辰巳、ミル・マスカラス組vsマサ・サイトー、戸口正徳、高千穂明久組)とメイン(ジャイアント馬場、アントニオ猪木組vsアブドーラ・ザ・ブッチャー、タイガー・ジェット・シン組)の2試合が流されたが、時間が押していたこともあって序盤だけ。トリプルドロップキック、ダブルアームブリーカーといった見せ場はバッサリ、カットされてしまったため観客からは不満の溜息と「延長」コールが起こった。

 

 ちなみに上映されたオールスター戦の映像は、2階席から撮影されたもの。ニュース用にと各局が収録していたはずだが、その素材ではない模様。当時、「オールスター戦上映会」のイベントが開催されており、その際に見たもののような記憶が……。ということは、もともとはT氏のものだったってこと?

 

 新日プロOBを招いてのトークは、残念ながら新しい秘話は飛び出さず。“週刊ファイト的”には目新しさはなかった。やっぱり進行役以外に、<脱線してもいいから横からチャチャ入れる人がいないといけないなぁ……>と思った次第。


 それでも新間寿幹事長が「6月26日、なにが格闘技記念日ですか! あの日は“アントニオ猪木vsモハメド・アリの日”にしなさい!」と熱く語った姿からは、幹事長自身、「私の青春です」という“新日プロ愛”“プロレスラー・アントニオ猪木愛”が感じられた。

 

 アントニオ猪木vsモハメド・アリに関しては、舟橋元アナが「あの日は放送席にルール(の詳細)が(伝わって)来なかった。ディレクターから『ルールに関してしゃべるな』と言われて。スポーツはすべて、ルールがあって、それに則って行われるのに、そのルールを視聴者に伝えるなってどういうこと?」と話し、「解説者もボクシング側1人だけ。だから、『寝てばっかりだったらパンチが当たるわけない』っていうボクシング寄りの解説になってしまった。プロレス側の解説者も実況席に座らせないと公平じゃない」とお怒り口調に。


 新間幹事長は「私の隣(に座っていたの)がガッツ石松。『何やってるんだ。飛び込んでいったrタイ。1発2発もらったって大したことない』って言うから、『なに言ってんだ。ライトヘビー級とヘビー級のパンチ(の威力)は違うんだ』って。でも言えなかったよ」と会場を笑わせる。

 

 桜井氏が、「あれは猪木の試合じゃなく、アリの試合になっちゃった。悲しいから、バリューの差」と口を挟む。最後は新幹事長が「まあ、40年たって評価されたからいいじゃないの」となだめる始末だった。

 

 イベント終了後は会場で久しぶりにお会いした“I編集長の末っ子”と食事に出かけ、あの頃のファイト編集部の話に花が咲いた。

【2016.10.08 Saturday 01:53】 author : 元Fight野郎 | - | comments(1) | trackbacks(0) |
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【2019.08.02 Friday 01:53】 author : スポンサードリンク | - | - | - |
コメント
いらっしゃったんですね!
ぜひお会いしたかったです。
【2016/10/11 7:45 AM】 前吉 |
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